令和8年度 1級建築施工管理技術検定
第二次検定 総評
- TOP
- 1級建築施工管理技士
- 1級建築施工管理技士について(試験情報・資格情報)
- 令和8年度 1級建築施工管理技術検定 第二次検定 総評
総評
全体傾向
令和8年度 1級建築施⼯管理技術検定 第二次検定は、全6問(記述式:問題1~問題4、五肢択⼀式:問題5・問題6)を解答する形式で実施されました。
問題1の設問1.経験記述(受検者の経験に基づく解答を求める設問)は、令和6年度より、設問に工事概要が示されるようになり、令和8年度も非常に多くの項目や内容が一覧表で出題されました。
経験記述(設問1)の設問に示された工事概要は、主要構造が鉄筋コンクリート構造の事務所ビル(令和7年度は主要構造が鉄骨構造の事務所ビル)でした。また、出題内容(テーマ)は、合理化(品質を確保し合理的に進めるうえでの現場作業の軽減策)でした。
問題3のネットワーク工程表に関する出題では、事務所テナントビルの事務室部分の内装工事について出題されましたが、内装工事の他に設備工事の工程が示されました。
全体的な難度は、例年並と考えられます。

【問題1:経験記述】 経験記述のテーマは 合理化(記述式)
近年では、「合理化」または「品質管理」をテーマにした経験記述が毎年交互に出題されており、令和8年度の設問1では『品質を確保し合理的に進めるうえでの現場作業の軽減策』(3つの提案)という「合理化」に関する出題でした。
設問1の出題内容は、令和6年度に出題された内容と同じ「あなたが考える有効な現場作業の軽減策」「現場作業の軽減に繋がる理由」の他に、「現場作業の軽減及び工期の短縮以外に得られる効果」が出題されました。
また、設問2では令和2年度に設問2で出題された内容と同じ『コスト削減に繋がる施工の合理化』(事例2つ)が出題されました。
設問1と合わせると5つの合理化に関する記述が求められたことになり、幅広い対応力が必要でした。難度はやや低めの出題でしたが、5つの合理化に関する記述が求められ、受検生にとって解答しづらい出題内容だったと考えられます。
【問題2:一般記述】 災害防止計画(完全記述式)
近年の一般記述は「災害防止計画」と「仮設物ごとの留意事項(設置計画、使用上の留意事項等)」が出題されていますが、令和8年度は「災害防止計画」が出題されました。
「災害防止計画」は令和4年度以来4年ぶりの出題でしたが、過去に出題された設問や類似した設問が出題されました。
設問3の「工事用電力設備による災害」は、電力の引込口から分電盤までの区画を対象とするという条件付きの出題でした。
難度は例年並みまたはやや高めの出題であったと考えられます。
【問題3:施工管理法(工程表の読取り)】 ネットワーク工程表
施工管理法(工程表の読取り)については、平成29年度以降ネットワーク工程表が出題され、「躯体工事に関する工程表」または「内装(仕上げ)工事に関する工程表」が毎年交互に出題されています。
令和8年度は事務所テナントビルの事務室部分の内装工事に関する工程表でした。
複数の作業に関して、ネットワーク工程表の計算に影響を及ぼす「施工条件」が設定されており、その「施工条件」を見落とさず・正しく読み取り、ネットワーク工程表に反映させることができるかがポイントとなる出題でした。
難度は例年並みまたはやや低めの出題であったと考えられます。
【問題4:仕上げ工事】 施工上の留意事項(完全記述式)
問題4(記述式の解答形式)及び問題5(五肢択一式の解答形式)では、「仕上げ工事」または「躯体工事」が毎年交互に出題されています。
令和8年度は「仕上げ工事の施工上の留意事項」が記述式で出題され、4つの設問に対し各2つずつ記述するというものでした。過去に出題のあった内容が多かったと考えられます。
設問2の「石材を乾式工法で取り付ける場合の施工上の留意事項」は、初めて出題されましたが、第一次検定(学科試験)の過去の出題内容を理解していれば解答できる内容でした。
難度は例年並みの出題であったと考えられます。
【問題5:躯体工事】 施工上の留意事項(五肢択一式)
「躯体工事に関する施工上の留意事項」が五肢択一の選択式で出題され、8つの設問に対し、各3箇所の穴埋め部分があり、そこに当てはまる正しい組合せを五肢の中から選択する(3つの穴埋め部分を全て正しく理解していないと正解にならない)という出題内容でした。
過去10年以内に出題のあった内容も多くありましたが、3つの穴埋め部分のうち、1つの穴埋めが初めて出題された設問が目立ちました。
難度はやや高めの出題であったと考えられます。
【問題6:法規】 建設業法・建築基準法・労働安全衛生法から出題(五肢択一式)
「建設業法」「建築基準法(施行令)」「労働安全衛生法(労働安全衛生規則)」の3つの法律から各2箇所の条文の穴埋め問題(語群から選択して解答)が出題されました。
建築基準法および労働安全衛生法(労働安全衛生規則)は、初めて出題された条文でした。
難度は高い出題であったと考えられます。
1級建築施工管理技術検定 対策
【受講生募集中】令和9年度 1級建築施工管理二次コース
二次コースでは、特に記述問題への取り組みを重視し、20回の添削指導を実施。記述問題以外も十分な対策を行い、8割以上の高得点合格はもちろん、実務でも信頼される技術者をめざします。
【受講生募集中】令和9年度 1級建築施工管理一次コース
本コースは、第一次検定の完全攻略を目的としたコースです。 全16単位からなる早期講座で基礎をしっかりと理解。続く本講座では、基礎知識をベースに出題される範囲を漏れなく学習。学習した内容は複数種類のテストを「繰り返し実施」し、「完全定着」を図ります。です。
監理技術者講習を受けて さらなるキャリアアップを!
1級建築施工管理技士を取得し、監理技術者講習を修了することで、監理技術者になることができます。
ぜひ、1級建築施工管理技士を取得された方は、さらなるキャリアアップをめざしてください!
オンライン形式もありますので、ご自宅、職場でも受講いただけます!
※更新される方も以下のボタンからお申し込み可能です。